想像力と創造力の話

底辺文字書きの独り言。

 

とあるジャンルにハマりたての頃、恐ろしい勢いで作品を量産していた。

といっても1000字程度の作品を1ヶ月に最低6本……なんだけど、でも6本以上書いてたことが殆どだし計算が面倒なので1ヶ月に1万字と仮定しておく。

それが10年くらい前の話なのでmixiやpixivに載せてたわけです。

んで8年くらい前からはオンデマンドで薄い本を出しまして。

書くことが純粋に楽しくて反応貰えるのも嬉しくて、って感じだったんだけどね。

 

ある時を境に、筆の進みが悪くなりました。

 

その量産していたジャンルだけでなく、他のジャンルや一次創作も。

書けなくなったわけじゃない……わけじゃない……かもしれない……と思ったり思わなかったり……

要するに、想像力も創造力も枯渇してしまったわけ。

それでも自分では自分は文字書きだと思ってるから、頑張れば書けるんですよ。

アンソロジーの主催したり寄稿したりしてるし、ワンライにも参加したり診断メーカーで見つけた書けそうなお題で書いたりね。自分の誕生日に向けて書いたり僭越ながらどなたかに差し上げたりすることも、あるっちゃある。

 

だけど、前とは違うな、って自分で思う。

 

もしかしたら文章力自体は上がってるかもしれないけど、書くことが楽しいと思う回数が減った気がする。

書けないなりに頑張って書いても『コレジャナイ』って思う。

アイディア振り絞って書いて、自分ではそれなりに書けたなと思っても反応はほぼゼロ。

そして悩み苦しんでいる私の周りには素敵な作品を書く人が本当にたくさんいて、当たり前だけど皆様には反応がある。

いやまあ、自分でも「そりゃそうでしょう」とは思うよ。

想像力も創造力も濫用した挙句枯渇してるんだから良い作品が生み出せるはずがなく。

そこで反応を期待する方が間違ってる。

 

話が逸れた。

反応があれば次に繋がる活力にもなるんだけど、それがないから余計にモチベーションも下がる。

それでも何かしら書きたいという気持ちがあるから救いようがないんだよね。

もう想像力も創造力もゼロに近いというのに。

 

インプットが足りていないといえばそれまでだしそれも真実だとは思う。

でも、私がこういう状態に陥った一番の原因は、想像力と創造力の濫用だと思う。

創作には勢いも大事なのは事実。

だけど、1ヶ月に1万字を2年だか3年くらい続けてれば、それは濫用といってもいいと思う。

あ、もちろん1ヶ月に1万字を3年以上続けても大丈夫な人はたくさんいると思います。

が、私の場合はそうじゃなかった。

何か書きたいという意欲はあっても何を書けばいいかわからない、何か書いてもそれが良いものにならない。

じゃあ筆を折ればいい、という向きもあるだろう。

でも幼い頃から(文字に残さなかったものと多々あるけれど)創作をし続けていた人間としては、今更創作をやめてもどうすればいいのかわからない。

というか創作をしていない自分に存在意義が見出せない。

 

想像力も創造力もゼロに近いというのに創作しないと息が詰まる。

周りと比べても仕方ないけど、作品を生み出している方々と比べて焦るのは事実。

どうしたらいいんだろうね、本当に……

 

もっと想像力と創造力を大事にすれば良かった。

大切に丁寧に扱っていれば、今こんなに苦しくなかったかもしれない。

結果論でしかないけど。

 

それともあれかな。

私は元から文字書きなんて立派なものではなく、文章を書けると思い込んでいる虫ケラだったのかな。

 

支離滅裂な文章で申し訳ない。

こんな文章しか書けないから創作もできないし反応もゼロなんだろうな。